ク•ビレ邸の秘かな愉しみ

北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(大阪市)の情報発信拠点「ク・ビレ邸」で開催されるイベントに関する極秘ニュース。決して他言は許されませんのでご注意あそばせ!

若手であれ卵であれ、演奏への熱情は一端!

◉邸主の妄言 PREVIEW◉

久しぶりにクラシック・コンサートを開催することになった。きっかけはク・ビレ邸に時々、顔を出してくれる若い女性からの相談事だった。

彼女は大阪市内にある大学の音楽学部に通う四回生のフルート奏者で、ク・ビレ邸の近所に住んでいる。近々、同級生の男性ピアニストとの演奏会が予定されていたらしく、そのリハーサルに励んでいたそうだ。しかし主催者サイドの都合によりその演奏家が中止になってしまったらしい。リハーサルを重ねて、二人とも演奏に拍車がかかってきたにもかかわらず中止の連絡。その演奏をク・ビレ邸でやらせてもらえないか、との相談だったのである。

ちょうど似たような経験が私にもかつてあった。自分のパフォーマンス集団「銀幕遊學◉レプリカント」を始めたばかりの頃、1988年か89年、とあるアートスペースのオープニング・フェスティバルに呼ばれていて、メンバー一同、リハーサルに余念がなかった。しかし主催者の都合でフェスが延期(最終的には中止)になってしまった。若い私たちのエネンルギーは発散する場所を求めて、結局、上演するはずだった予定日時に大阪駅前の歩道橋とバスターミナルを勝手に劇場にして、市街劇よろしく上演したのである。とりあえず「できるだけたくさんの人に自分たちの作品を観てもらいたい」という思いからのヤケッパチだったと思う。現在なら路上でのパフォーマンスや演奏など、当たり前の時代になったが、その当時はとても珍しかったらしく、200人くらいの人だかりができてしまい、私たちの公演(!)を中断させようと警官が数名、劇の中に立ち入ってきた。私たちは作りかけた虚構が、たった数名の警官(もしかしたら警官の服装をしていた別の登場人物?)という現実によって、いとも簡単に崩されてしまうことを知ったような気がした。

廣永美優&山田真一

ハナシを戻して、音楽学部の若手演奏家あるいはその卵たち。フルート奏者は廣永美優さん、ピアニストは山田真一くんである。早速、ク・ビレ邸では二人のコンサートに向けて準備を整えることに。二人揃って来てくれたので、記念写真をパチリ。演奏予定曲は「G線上のアリア」や「金婚式」、ベートーベンのバイオリン・ソナタ「春」など、クラシック音楽の中でもポピュラーな曲が並んでいるようだ。

学部生である二人にとって、ク・ビレ邸でのコンサートがこれからの演奏活動の何らかのきっかけになる「場」になればいいと思う。いくら演奏しても決して、警官が足を踏み入れて来ない空間なのでご安心を!

(文責・佐藤香聲

◉ 廣永美優(fl)& 山田真一(pf) – 二重奏

【日   時】2012年11月28日(水) 開場:19:00 開演:20:00 / 21:30

【料   金】一  般:1,500円(1ドリンクつき)
       学生割引:1,000円(1ドリンクつき)

【問い合わせ】06-7492-7504(17:00 – 22:00)

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