ク•ビレ邸の秘かな愉しみ

北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(大阪市)の情報発信拠点「ク・ビレ邸」で開催されるイベントに関する極秘ニュース。決して他言は許されませんのでご注意あそばせ!

大阪拠点でも「東京」男集団でも「ガール」

◉邸主の妄言 PREVIEW◉

大阪の小劇場演劇界の若手劇団「東京ガール」の代表上崎氏にお会いしてからずっと、劇団名との本人との印象のギャップが拭えなかった。男性、そしてゆっくりと考えながら、言葉数少なく静かに喋る彼が、なぜ「東京ガール」なのかと。だから今回この記事を投稿するにあたり、劇団名の由来を聞くという月並みな質問を投げかけてみた。

舞台「想定外?問題外!」より

舞台「想定外?問題外!」より

上崎氏は「特に、決まった回答はないんですよねえ~」と少し困った様子で、名前の由来への記憶を遡り言葉にしていった。「堅苦しくなるのは嫌だった」とか「漢字とカタカナが両方入ってて欲しかったんです」とか「色にしたらピンクがよいと思った」など、いろいろ出たけどどうもすっきりしない。ふと最後に、「大学の通学路にあった「大阪女学院」の看板から取ったんです」と言われた。「大阪」から「東京」へ、「女」を「ガール」に変えて、「東京ガール」。大学名をもじった、パロディーの要素が隠れていたんだとわかり、すとんと腑に落ちたのだった。

東京ガールは、2003年、大阪芸術大学舞台芸術学科の有志が結成し、現在までに長編を7本、短編を3本上演している。作風は別役実氏やケラリーノ・サンドロヴィッチ氏など、不条理、ナンセンス劇の影響を受けているようだ。登場する人物は、取り立てて才能があったり、それこそ不幸であったり、幸福でもない「普通の」人。舞台上にある感覚が、少し変で、何かズレている。そんな作品を描いている。観客からは「わかりにくい」やら「不条理」「大阪では少ない」「変わってるね」という感想が多いとのことだが、今回ク・ビレ邸では「コント」に初挑戦するそうだ。

舞台写真より

舞台「想定外?問題外!」より

過去に1作品10~15分ほどの短編集はやったことがあるそうだが、笑いをメインにしたものは初めてとのこと。作・演出を手がける同氏にどういうところに注目してみてもらいたいかと尋ねると「バカな人」が出てくるので、役者の「リアクション」を見てほしい、と。劇団名に隠されているパロディー要素同様に、これまで作品の裏側や、控えめに隠されていた笑いの要素を表舞台に引きずり出す東京ガール的コントにぜひお立ち会い!

【追記】
東京ガールの名前は東京ガールズコレクションとは全く関係がない。
2003年から代表の上崎氏が使用している団体名で、東京ガールズコレクションがはじまったのは2005年という事実からも明白だ。

(文責・桐子カヲル

◉東京ガール at 北加賀屋「First room」(作/上崎陽介)

【出   演】岩田幸雄/斎藤智哉/鈴木太海/野倉良太

【日   時】2013年1月30日(水)開場:19:00  開演:20:00

【料   金】1,500円(1ドリンクつき)

【問い合わせ】06-7492-7504(17:00 – 22:00)

【参照サイト】東京ガール公式ブログ

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