ク•ビレ邸の秘かな愉しみ

北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(大阪市)の情報発信拠点「ク・ビレ邸」で開催されるイベントに関する極秘ニュース。決して他言は許されませんのでご注意あそばせ!

わざとらしく大袈裟な「不完全密室犯罪劇」

◉邸主の妄言 PREVIEW

告知DMより

告知DMより

ク・ビレ邸の内装と構造をそのまま舞台セットにした舞台劇をやることになった。これまで朗読劇やダンスのソロ作品などを演出したことはあるが、今回のような本格的なセリフ劇は始めてだ。ストーリーについては敢えて書かずにおくが、三人の登場人物は、ク・ビレ邸という屋敷に仕えるメイドという設定である。今回、出演してくれる女優は、これまでの舞台経歴がさまざまで、いわば異質な芸風のマッチングとなった。

「佐藤みか」は、高校での演劇経験があるそうで、モノ真似が得意なのか器用に配役をこなしてくれている。またスレンダーな肢体が時折、折りたたまれる仕草や所作にハッとすることがある。「山田麻結」は現在「ピッコロ演劇学校」(兵庫県尼崎市)に通っているそうだが、以前は私のワークショップ公演にも出演してくれたことがある。大きな瞳が特長で照明が反射してキラリとなる瞬間が好きだ。「せんのさくら」はご存知、ク・ビレ邸のブッキングマネージャーを担当しているダンサー兼イラストレーターだ。今回、初めてセリフ劇に挑戦となったのだが、共演の演劇経験者たちに引けを取らぬようリハーサルに熱を入れてくれている。

左から、佐藤みか、せんのさくら、山田麻結

左から、佐藤みか、せんのさくら、山田麻結

リハーサルを数回行って気がついたのだが、ク・ビレ邸の舞台空間には虚構が強ければ強いほどリアルさを感じられる。私は演劇のリアルを「ホンモノらしく演じる」のではなく、「チャチに大袈裟に演じる」ことに求めてきた。「ホンモノらしく」演じるなら映画や映像の方が適していると思うし、音楽ライブやコントライブで目にするアーティストやお笑い芸人のホンモノらしさには及ばないと思っている。それよりもチャチで下世話で、しかもわざとらしいくらい大袈裟な演技を眼の前で、しかも手を伸ばせばさわれるくらいの距離感で観たときに、演劇本来のリアルを感じることができる。

「お芝居と同じで、人生にも上手いと下手があるのです」(上演台本より)
今回の舞台作品、こんな感じの劇です。

(文責・佐藤香聲

メイドたちの接吻

構成・演出・作曲 佐藤香聲

【日   時】2014年11月23日(日)   開演:17:30  開演:20:30
             24日(月・祝) 開演:17:30

【料   金】前売:2,000円 当日:2,500円
       ※前売、当日とも1ドリンクつき

【出   演】佐藤みか・山田麻結・せんのさくら

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